京橋にある古美術侘助。東京 日本橋 八重洲 酒器

今月の逸品

黄瀬戸茶碗(室町時代後期)


今回は、春の訪れを予感させるような黄瀬戸の茶碗を御紹介申しあげます。


桃山時代の黄瀬戸に至るまでに、室町時代の終わり頃に美濃地方で失透性のやわらかい黄釉の茶碗が焼かれました。

著名なものでは、大阪の鴻池家に伝来した「北向道陳好」の箱書のある利休伝来の茶碗や、茶会記に「黄天目」として登場する茶碗があります。


透明感の強い桃山の黄瀬戸にくらべると、どこかほのぼのとした温かみが感じられます。

今回の茶碗は茶写りも良し、また、酒を汲んで梅花一、二片浮かべて早春の風情を楽しんでも良し、と一碗で二役も楽しめる茶碗です。

 

口径 13.714.3cm

高さ 5.96.5cm


※黄瀬戸の色味は写真ではなかなか出せず、実物と同じとはいきません。是非実物をご覧いただきたいです。