今月は、あえて李朝の絵堅手を紹介します。
たかが絵堅手、されど絵堅手。
屈託のない筆で画かれた丸が、何やら仏教の円相、もしくは円窓を思わせて、未だ悩み多い自分を写す鏡の様な思いで今宵も酒を楽しむ。
手取りも人生の重みを感じさせるに丁度良い重さで、酒をいただいた後は一服の茶を点てて楽しむも良し。
楽しみ方の多い平盃です。
口径 11~11.7cm
高さ 5cm